8/29 LICENSE Vol.Zepp ENJOY!! 〜grow up 2009〜 @Zepp Tokyo

だいぶ時間経ちましたが、レポというよりは感想。だいぶ真っ黒な感想文に仕上がってますので予め謝らせていただきます。いろいろごめんなさい。





  1. OPV
  2. 漫才:ドキドキ
  3. ブリッジV:妖怪
  4. コント:思春期
  5. コント:百物語
  6. コント:はないちもんめ
  7. ショートコント?:奴隷たち
  8. コント:裁判
  9. ショートコント?:奴隷たち
  10. コント:手術
  11. ブリッジV:イライラ矯正クリニック(前)
  12. コント:出所
  13. ブリッジV:イライラ矯正クリニック(後)
  14. 漫才:三本締め
  15. エンディング挨拶
  16. EDV
OPV

会場内に薄〜く流れていたエレクトリカルパレードが大きくなったと思うと、場内暗転。客入れ音楽がエレクトリカルパレードだったのは、Zepp Tokyoが観覧車の下だから?と思っていたんですがどこでもそうみたいですね。ここの最初の音だけで流石ライブ会場、音でけえ…と思う。これで漫才とか音まわっちゃわないのかなー?と思ったんですが、始まってみたら思いのほか大丈夫だったのでほっと安心。
OPVはLIVE STANDの映像を交えつつ、この夏彼らが見せるのは…的な展開。ENJOYメンバーのコメントなども入りつつ、盛り上げるというかカマシ的な(w煽りVTRに仕上がっていた感じで。そういやナレーションの方は前のOPと一緒でしたけども、あれは誰なんだろ。
「去年の僕との違いは…たぶんあまりないと思いますが!」@森木w「イケメン芸人なんてなあ…年取ったら終いやで!」@ボンwww「ノー・パパラッチ!」@藤原ww藤原さんはメガネが意外とよく似あいますねー。ごっついからイマイチかなあと思ってたんですがそうでもなかった。というか、去年のENJOYのDVDでも思ったけど、眩しそうに目を眇める仕草がよく似あいますねー。様になるわ。そして比べるのは申し訳ないくらいだがやはりこの二人は某ノネストールよりもだいぶアップに耐えるな、とスクリーンにでかでかと映るお顔を見てしみじみ実感wノネストは顔を引き延ばすのはB5…いや、B6くらいが限界*1

漫才<ドキドキしたい>
  • いつものMonkey Magicでスタート
  • そうか、ENJOYは漫才前に出囃子かけるんですね
  • 「2階席ー!」とかやってる藤原さんを野放しで生温かく見守る井本さんw
  • 基本的に井本さんて藤原さんに甘いというか色々好きにさせてるよなあ
  • そんなやりとりの中で藤原さん唐突に
  • 「なんやねんその前髪!」
  • 拍手喝采の会場w
  • やっぱみんなそう思ってるんだな
  • ほんと何やねんその髪型、ですよ
  • 一昔前の漫画に出てきそうだよね

ネタの内容は、大人になるとドキドキすることがないから、自分からドキドキを探しに行かないと!というネタ。
「びっくりしてます」「初めてです、お前が漫才のアタマでいいことを言ったのは」確かにねwしかし常々思ってましたがライセンスの「お前なんちゅう顔してんねん」な漫才の入り方は応用効いて秀逸ですよねえ。ずっと続けて欲しいなー。
ドキドキするためにお前に惚れてるテイで漫才する、というくだりはチュートっぽいですね。

  • 「頑張っていこうってその頑張っていく期限はいつまでですか?」
  • 『いつまでって、死ぬまでや!』
  • 「それはForeverととらえてよろしいですか?」

…なあんてくだりなんてめっちゃありそうw相方大好き感と勘違い妄想暴走感がっぽいっぽい。
そして途中の「う×こ!」「ちんち×!」と叫ぶ下りの素に戻った感じのとこがうまくて面白かった。

  • 『地方でスベったやろ!?』
  • 「絶対スベるのを解ってて言うこのドキドキ感!」
  • 『何音響さん抱き込んでエコー効かせてんねん!』
  • 「千円握らしたらやってくれたわ」
  • 『安っ!』ww

井本さんの焦った感じがイイですなー。ただ井本さんは実際に藤原さんがこんな感じのことを言いだしたときの対応は「怒る」「焦る」ではなく「呆れる」「脱力する」なような気がしますがw
ライセンスの漫才は上手いし面白いんだけど並列的というか、ひとつのお題に対して大喜利的にショートコント並べてる感じだよなー、とよく思っていたので、こういう風に脱線させることで展開にヒネりが入った感じがして、それがすごくイイなあと思いました。もっとかっちり仕上げたらすごくいいネタになるんじゃないかと思う!だけど内容が内容だし(wアドリブっぽいくだりは何回見ても面白いっていう性質のものじゃないから、ルミネとかでかけるのは難しいのかなあ。うーむ。
あと、個人的には信じられないタイミングでマンボ!と言うっていうくだりで「はぁ!まさか!」って顔してる井本さんがわざとらしくもかわいらしくてオモロでした。井本さんは「はあ!」っていう驚いた顔がやたら下手というかざーとらしくて、それがおもろかわいいっすな。それにしてもアナタ達やたらとサンバとかマンボとか好きねw

ブリッジV<妖怪>

妖怪出番遅らせ。AGEAGE出番前のカナリアを羽交い絞めにして出番を遅らせ、「僕たちは」「いたずら好きの妖怪なんだ」で押し通す。
「ちょ、ライセンス!」「藤原!」「ほんまやばいって!」「怒られる…!」と焦るカナリアをよそに、たっぷり一分ほど拘束し続けるサイテーな先輩=ライセンスw「めっちゃスベったわ!」「なんでだんまりやねん」と怒り心頭なカナリアにも、ずっと「僕たちは」「いたずら好きの妖怪なんだ」としか答えず。非常にかわいらしいし、「サイテーwww」っていう面白さはあるけど、いいのか?w
そのときは爆笑してたんですけど、(時間前後しますが)AGESAGEでMCの田村さんに「もうそろそろ(AGEAGE)卒業せな」みたいなことを言われていたカナリアなんかを見てしまうと、ちょっと「うーん…」と思ってしまう部分もあり*2。自分らだけでこんな大規模なツアーできて、そこそこ仕事が安定してる芸人のたかだか1コーナーのために、今が正念場っていう後輩巻き込むというのは決して褒められたことじゃないよねえ。まあ笑いはとれてたから芸人ならそれでチャラか。その辺のライン引きは私にはよく解らんですわあ。
もろもろ含めて「自分らほんまオモロイと思ってやってんの?」という安達さんの言葉と、冒頭にも出てきた「イケメン芸人なんてなあ!年取ったら終いやぞ!」というボンちゃんの言葉が笑いの中にもちょっくらぐっさりくる感じでw
でも「怖い」「理不尽」「めちゃくちゃ」というライセンスのパブリック・イメージというか、芸風に合ってて面白いブリッジだったと思います。前クギづけで出してたノブコブ吉村さんの破天荒V*3と似たものを感じました…こういうのでS-1出してみてもいいんでない?w中途半端じゃなくて思いきってたのがいいね!久しぶりにドSのもとさんを見た気がしました。オンラインとかだけ見てると、井本さんなんだかんだで藤原さんには甘いんだもん。牙を抜かれてるというかwこのくらいめちゃくちゃな方がイイヨイイヨー。

コント<思春期>

井本・ボン・安村・三瓶・森木の5人で思春期なサッカー部員コント。
プロのスカウトが見に来てると聞いてやたら練習を張り切る、女子テニス部のボールをカッコつけて投げ返しちゃう、女子からの呼び出しに怪我したフリをして出向くなどなど思春期丸出しな男子達。

  • 「おい女テニー!」
  • 「…だりぃ」w
  • あー、あるあるw
  • 「レモスラ腱が…」ww
  • これはないないだけど好きw

最初の方のセリフで噛んじゃって笑いをこらえながら責められる井本さんがかわいらしかったり、普通にサッカーが上手かったりとそういう視点で見れば「キャ☆」なポイントはあるかもしれないんですがまあ正直それを見に行ってるわけではないので、それを取り除くと…うーん、なんか間延びしてるというか冗長というか…。別にだらだらしててもいいんですけど、チェンジオブペースがまったくないのが痛い。これアタマじゃなくて中盤以降に出されたらちょっと寝そうだわ(爆)
サッカーボールが客席に飛んで行ってしまって投げ返してもらうシーンでうまく返せなかった時の「テニス部女子ちゃんと投げ返せよー!」という井本さんのフォローはよかったです。こういうとっさの機転を見るとやっぱ腕があるよなあと思うわけですが…(以下自粛)。
まあいい。それにしても井本さんは御年32にもなろうというのに本当にチョイ悪な学生の役をやらせたらピカイチにハマりますなあ。精神年齢の問題かしらwライの二人は二人とも、たぶん本人たちがすごく楽しかったであろう学生時代のノリをそのままに再現できるというか、そのままで大人になったようなところがあるのが魅力だなあと思います。

コント<百物語>〜コント<はないちもんめ>

ここの時間は前述のとおり、外で死んでました…ごめんなさい…。うう、一番面白かったというはないちもんめ、見たかった…む、無念…!(がくり)
というわけで、どうしようかと思っていたDVDですが見られなかったネタがある(しかもそれが一番面白いらしい)というのが悔しいので購入決定かなー。ちくしょーくやしいぜ><

ショートコント?<奴隷たち>

歴史ドキュメント風にギリシャ・ローマ時代の奴隷をイメージしたと思しきショートコント。メンバーは栗・ボンと三瓶だったかな?
これに使われている大道具が無駄にちゃんとしてて豪華。なんつー馬鹿馬鹿しい予算の使い方だwでもこの無意味な感じ、わりと嫌いではない。ダッシュしてるときのボンちゃんの必死なシルエット(暗いのでほぼシルエットしか見えない)がおもろい…なんかそういうアニメのキャラクターみたいでした。無駄にかわいい。きゅん。

コント<裁判>

藤原・重岡・安達・井本がそれぞれ裁判官・弁護士・検事・被告に扮して「もし○○だったら…」な裁判コント。
あ、これ好きー。好きだな、と思っただけに最後のオチ部分が変な御遊びタイムになってグダってるのがめっちゃもったいない…どうしてもそれやりたいならラストじゃなくて途中でやりなさいよう><!オチは全体的に弱めだったけど、これに関してはちょっとなんで?と思いましたね。純粋に疑問。
それ以外のところでは、それぞれのボケばっか集めてるせいか演技力に優れていて、安心して見ていられる感じがしました。こっちがこういうメンツだから思春期があんなことになるのかしら…(禁句)。個人的にはオカマのくだりで安達さんに迫っていた二人が暗転した瞬間、超颯爽と身をひるがえして持ち場に戻る姿がすこぶるツボでしたw「あ、今オフった!」というのがシルエットだけでもありありと伺えるというwあと田舎者が普通になごんですきだー。重さんも藤原さんもやたらと訛りの感じがうまかったですね〜。なすとかべことか、いい味。「すこく…すこく、いのもとたかすみー!」ww

ショートコント?<奴隷たち>

奴隷ふたたび。

コント<手術>

藤原・重岡・栗山・井本でめちゃめちゃな医師団と患者のコント。
わちゃあ、私これ苦手だなー。何だろう…設定が生理的に受け付けなかったというか、まったく共感が持てなかったというか…。不謹慎というよりは気持ち悪くて無理でした。術前の消毒に唾て!笑えんわ!wまあここに関しては完全に感性の不一致なので仕方ない。

ブリッジV<イライラ矯正クリニック(前)>

井本さんがすぐイライラするのを治そう!ということで、藤原さんがイライラする井本さんに質問をぶつける。作家のサカエさんとボンちゃんが審査員になり、その質問に対する井本さんの答え方が「怖い!」と判断したら井本さんに電流が流れる、というブリッジ。
普段の行いに対する報いと言わんばかりに理不尽に電流を流されて更にイライラする井本さんも面白いんですが、質問自体が秀逸でよかった!「はぁー!テレビもねえ!ラジオもねえ!車もそれほど走ってねえですか?」wwwこれ大好きだー!私的に全編通してNo.1ヒットのボケは間違いなくこれですねwこれたぶん3,4回は言ってたと思うんですが、全て全力でやってくれる藤原さんが実にすてき。いやあおもしろかったわこれ。

コント<出所>

久々に出所したら組のもん(藤原・安達・重岡・栗山)が全員オカマになっていてびっくりな兄貴(井本)。一応最終的には全員出演。
井本さんチンピラスーツが軽く七五三w井本さんって身長は普通なのにやっぱちっちゃいよねー。でも口を開くとリアルそっちの人…そのギャップこそがザ・井本貴史か。女装はもっとしっくりくるかと思ったら思いのほかおかしなことになっていた。貴ちゃんてばとってもガニ股…w
一方、逆に藤原組長の女装クオリティは妙に高ぇ!色白なせいか首筋から肩にかけてのラインが妙に艶めかしくてなんか悔しかったですwそしてカマキャラハマりすぎ!口調は全員一緒のはずなのに、仕草から何から、一人だけズバ抜けてましたよ女子力ならぬカマ力が。あまりにもお上手なので、もっとガチの濃いカマキャラでコント作ってみたらいいんじゃないかしらと思ったり。懐かしのホワイティみたいなの見たいなーw

ブリッジV<イライラ矯正クリニック(後)>

前編に引き続き、イライラする質問を井本さんにぶつけて電流を流しちゃおう☆のコーナー。
「Hold Me Tight 夢とちゃうのかい?」が入ってたのはこっちだったっけ?普通に『あ〜夏休み/TUBE』なわけですが、「Hold Me Tight」と聞いて一瞬『悲しい色やね/上田正樹』だと思った私*4って一体wいやでもあれは実にイイ歌ですよねー。大阪ベイブル〜ス♪

  • 最後「イライラは治った?」などと質問されるボンちゃん
  • 井本さんがいないと思って言いたい放題
  • 「全然ですよ!」
  • 「もういい大人なのに」
  • 「成長してない」
  • 「いい迷惑ですよ」
  • その後ろにゆっくりと忍び寄る井本さんの影w
  • 会場「ひゃー!(ボンちゃん逃げてー!)」
  • …もう反応が完全にホラー映画だよww

去年のドッキリに引き続き、不憫なボンちゃんオチで終了w「なんでや!」「これ一番怖いパターンやん!」www
やー、これ面白かったですねー。いい実によいVTRでした(-人-)ゴチ。

漫才<三本締め>

三本締めの意味を考えよう。
着想は悪くないと思うんですが…うーん、うまく使えてないような気がしました。あんまりライセンスっぽくないというか、よさがうまく生きてない感じ。もっと藤原さんの演技力と、井本さんのキレのあるツッコミが目立つネタのがいいんじゃないかなー。こういう言葉遊びというか、フレーズを煮詰めてうまいこと言うようなネタはそれこそノン、もとい石田さんあたりのが適してる気がします。ちまちましたことが得意で、言葉遊びにちょっと偏執的にこだわれる人向きですよな。ライセンスはこういう細やかな小ボケというよりもっと大胆な大ぶりなボケのが似合うと思います。ついでに手拍子と笑い声のせいで聞き取るのにかなり集中力を要したかなw藤原さんはただでさえ声籠りがちなんだからこういうのは向いてないよー。
しかしアドリブがおもしろかった!某ぴー(wの時事ネタと一本目の「う×こ!」をかぶせの合わせ技な脱線ぶりが実に素敵でした!…最後にして「やっぱライセンスってカチっとしたネタよりこういうジャムセッション的な瞬発力のあるやり取りのがうまいなあ」と確信する結果でもありましたがwいやほんと、とっさの一言の爆発力と息の合い方はすごいと思うの。もっと普段から漫才中にバンバンアドリブ入れてったらいいんでないかなあ。個人的にここのくだりはこの日のひとつのハイライトだったと思うんですけど、ここDVDだと切られちゃうのかな〜?本人たちが『これどうせ使われへんやろ!』「こっから編集点作っていきますから!」なあんて言っておられましたが、半笑いでだいぶヘタクソだったので丸々残る可能性もなきにしもあらずwぜひそうであってほしい><!
あと個人的には井本さんが合いの手入れるときにどうにもリズムに乗り切れてない気がしたのが気になりましたw意外とリズム感ないっすか兄さんww

エンディング挨拶

一人ずつツアーの感想というか挨拶というかをしてからタオル投げ。最後に客席バックに記念撮影。
森木さんだけサイン入りタオルがないというなんとも嗚呼ウッドフォー…(ノД`;)なことになってましたw彼はある意味天才だと思うから、みんなもっと活かしてあげてほしいと思うwwネタで彼のキャラが活きる方法ってないんですかねえ?正直彼今回東京公演だけ見ると存在感あったのほぼここだけだったんじゃないかなあ…ガチで何してたっけ?と思いだせなかったですもん、その場では。もうちょい出番与えてあげてwぺーちゃんとウッドフォーの影はほんと薄かったわー。本人もあんまり仕事した気にならんかったんじゃねえだろうかw

EDV

会場入りの映像やらツアー中の映像やらを交えてオフショット集的なED映像。
東京の会場入り時にコメントとって、予め作ってあった他の映像とつなぎ合わせて出す…みたいな感じだったんでしょうかね。コメントはそれぞれ普通に…で、他会場の映像は高校野球を熱心に見る後輩たちに部屋の外からリモコン操作してチャンネル変えるという地味ないたずらをする藤原さんとか、何の脈絡もなくいきなりアップで「大好き!」と言う井本さんとか、そんな感じのシーンがあったような。後者の「だいすき!」にキャーー!という悲鳴がすごくて私はべっくらこきましたwあ、そういうノリな感じ?「へっw」とまるで春日のような反応してしまってすんませんでした(爆)私、それこそJであってもこういうの見ると笑っちゃうんだよなあ。うわあファンサービス、と思いながら春日になってましたがw、あれだけ好反応だったならサービスした甲斐もあったってなもんでしょう、たぶん。…本人たちは一体この映像と反応とを見てどう思うんだべか。苦笑で終わりかな。かもな。
そういえばこのEDVのBGMはなぜか清志郎さんでした。追悼?前のDVDのときにも感じましたけど、ライはBGMがハイセンスですねえ。誰が選んでるんだろう?実に本人たちの雰囲気に合ってて秀逸な選曲が多いですよなー。「出所」コントのさそり座の女も絶妙で笑えたしw



総評・感想

こっから辛口御免で…。


ド頭のVTRからそうですが、とにかく色んなところで「正真正銘初めて見る人に対して不親切すぎる」、言い換えると「内輪向けすぎる」というのをすごく感じました。OPVは徹頭徹尾、去年の話を知らなかったら何のこっちゃさっぱりなんじゃないかと思いましたし、初っ端の漫才で掴みとしてのコール&レスポンスが「ゲース?」「ゲース!」って何じゃそりゃ(苦笑)そも藤たん語はさっさとやめろって!と思ってる立場からすると、その掴みはなんていうかもー!wって感じですし、客がブログかオンライン見てるの前提かい、という。「ちょっとネタ好きかも」「気になったからふらっと来てみた」みたいな客層はまるで想定されてないんだな、とびっくりしました。掴みってこう…場を温めるというか、距離を縮めるというか、一体感を出すというか…そういうためのものだと思ってたけどまさかそこで冷める羽目になるとは思わなんだよ。
実際確かにチケット即完でふらっと来られる環境ではないわけですけど、それにしたってなんつーか、なあ…?そしてこれは完全に個人的な意見ですが、OPVやら漫才やらでちょいちょいそのチケットの話するのもやめた方がいいと思います。そんな自分で無駄にハードル上げる必要ないでしょうに…。そういうハードルを設定するのならそれの遥か上でクリアーしていただかないと反応に困っちゃいますヨ☆*5変に調子乗ってるように見えちゃいますしねー。調子乗るほど売れてナイぞっ☆*6
かといって、客席も演者もそれに何を思ってる風もないというのが「内」と「外」、「ヲタ」と「一般」のちょうど間くらいにいる身からすると不思議っつーかなんつーか…。いやほんと、本筋とズレた笑いの量ったらないと思ったのですが(アドリブが入ると客席の反応でアドリブなんだとすぐ解るくらい)、それについては何も思うところないのだろうか。いやないならないでいいんですけど。アットホームな雰囲気のライブにしたいというならほんとそれでいいんですが、どうもインタビューとか読むとそうじゃないっぽいのがもにょもにょ…。


もろもろ通して思ったことは(これ言っちゃうともうENJOYの意味をほぼ全否定なんですけど、それでも言いたい)「なぜこのメンバーなのか」「なぜENJOYなのか」ということです。
私は(三瓶さんはネタ見る機会がないからよく解りませんが)ライセンス以下、他のメンバーに関してもみんな面白いと思うし、どっちかといえば好きなんです。アームのコントはとっつきやすい面白さと心地よいゆるさがあっていいと思うし、カナリアの漫才は発想力があって独特の世界観があっていいと思うし、ラフコンの漫才はオーソドックスで解りやすい面白さがあるし本人たちはすごくキャラ立ってると思うし。だけど、そのメンバーが集まって作ったENJOYの世界が、それぞれが単品のときより面白いのか、単品のときとは別の面白さが出せているのかと言われるとそれはもう疑問を抱かざるをえなかったです。
お笑いにハマったときに色々調べていた中で、自分の中で印象に残っている言葉がありまして。それは(たしかモンエンが「にのうらご」だった時代に賞レースで審査員に言われた言葉かなんかだったと思う)『3人いるなら、2人よりもより多くのものを見せないといけない』というような言葉だったと思うんですが、それって要するに、人数が増えたなら増えただけの意味がないといけない。2人で出来ることを3人でやっても意味がなくて、3人なら3人、4人なら4人とも必要不可欠でなければいけない。そういうことなんだと思うんですけど、今現在のENJOYにはそれが欠けてるんじゃないかな、と思ったり。1+1は2にならないといかんし、こんだけ組数いるなら化学反応で10にも100にもならなきゃいけないところが、なんつーかメンバーも客も固定化しすぎて全部ひっくるめて「1」になっちゃってるような印象を受けました。すこぶる抽象的な印象論で申し訳ないですが。
なので、まじまじとこのENJOYというのはどういういきさつで始まったものなんだろうなあ〜と思いました。ライセンスが彼らのことを面白いと思ったからライブに出したのか、それとも芸風が似てるとか笑いのツボが合うとかそういう風なものなのか、それともただ単に仲が良かったからなのか。それを知りたいですわあ。何を思って始めて、何がしたいのか、誰に向けて、どういうものを作っていきたいのか…というのを知りたい。今現在、出来上がったものだけ見た限りではどうも双方ともにプラスになってるものが感じられなかったので。


まあ長々遠回りしましたが、ぶっちゃけ何が言いたいってもうちょい方向性考えないとただの馴れ合いじゃねえかとwお山の大将になってんじゃないぞライセンス!とwそういう話です。はい。
なんつーか本人たちがすごい楽しそうなだけに、余計にどっかこう、イラっとくるんですよねー…EDVとかもう見ながら「ENJOYって本人たちが楽しんでるからENJOYなのかしら…ENJOY(楽しむ)であって、Entertain(楽しませる)じゃないってこと?」とまで一瞬思いましたもんwまあこれは余りにもヒネた性格悪い言い方ですけどw実際楽しんでるお客さんもたくさんいたんだと思うので、そこは私がハマらんかっただけなのかなあとも思いましたし。ただ、いろいろと疑問は残りましたわな。私は終始置いてけぼり感が否めなかったライブでした。









…と、だいぶ辛口になりましたが、これ実際何分の一かはただの八つ当たりですw
というのはですねー…こういうのってほんとはこんなとこで言うべきことじゃないんでしょうけどもうほんっと我慢ならなかったから言っちゃうよ!私の周りだけだったのかもしれませんが、なんかもうどうかしてる客多すぎるよ!
ほんとにびっくりしましたよ…開演ギリギリに席について隣にふっと眼をやったら、隣の人が膝の上にICレコーダー乗せて録音してるの見たときには…呆気にとられすぎて何も言えなかったわい。ぶっちゃけ密録っつーの?そういうのもさあ、無論推奨はしないけど自分だけで楽しむんだったら好きにすれば?と思うわけです私は。違法行為なんだから見つかったら罰金なりブラリ入りして出禁になるなりあるわけで、そういうリスク負ってそれでもやりたいなら好きにしろやと思いますけど、それにしたってなんつーか慎みってもんがあるだろうよと!お前それいけないことしてるっつー自覚あんのかと。度肝抜かれすぎてちょっともう言葉出なかったっすわー。もうちょっと笑ったもんね、逆にwああ、こんなとき自分に井本さんバリの度胸と瞬発力があればなあ…とつくづく思いましたね。ないわー。…あ、そうか!これをいのも党に送ればいいのか!*7
他にもずっと私語の絶えない人とか、最後のEDVの入り映像を見ながら「うちら思いっきり映ってるやーん」的な声が聞こえたりともうほんといろいろ不快!入り待ち出待ちも好きにしろと思うけどそれも決して胸張って言うようなことじゃねーーし!!!
これが初めて行くお笑いライブでなくてよかったと思いました。もしそうだったら私たぶん二度と参加しないと思う…そのくらいのひでえ環境でしたわあ…。たぶんただ単に私のいた場所が悪かったというか、不運だったんでしょうけどね。それにしたってちょっとひどくないか?w



そんなわけで、最終的に本編以外の部分のせいでもうENJOYは行かないだろうな、と確信した次第ですw本人たちとは直接関係ない話なので何ともいえない話ですけどねー。でもあそこまでのバカが複数いるってのはライセンス側、もといい演者側の客あしらいというか、ファンのコントロールが下手なせいもあると思うんだな。彼らはファン多いくせに、ファンという生き物に対しての理解が低いと思うのw
まあそういった環境問題(wを差し引いても、ブリッジのが面白かったし、生で見てものすごく感じ入るものがあったわけでもないので、ヲタまでいけないゆるーいライセンスファンとしてはDVDで十分だという結論に達しました。おとなしくオンラインとVol.TALKを楽しみにゆるゆるっと見ておくぜー。単独なら行きたい!と思うかどうかは、今度の単独DVD見てからかな。えらそうな言い方かもしれませんが、好きだからこそ一定のクオリティを求めたいという風に心から思うんでね。見に行って好きの度合いが下がるくらいなら私は行かないです。





…はあ、すっきりしたけど実に真っ黒な感想文ですね!性格サイテー!wこんなもんに長々と目を通していただきましてなんかもうすみませんm(_ _;)m
体調が万全だったらもう少し楽しめてたのかなあ…と思うとそこだけは本当に心残りですし、申し訳ないなあと思うんですけどねえ…。その辺については、あらゆる意味でたぶん縁がなかったんだろうと割り切ることにしようと思いますwいやほんとこの日いろいろと呪われてたんじゃなかろうかと。
しかしお笑いライブってほんといろいろですな。私としてはなんか新しいタイプのものだったように思うので、もうちょい興味の幅を広げていろいろ参加してみようと思いましたわ〜。とりあえず手始めにいろいろDVD借りて見てみようっと。

*1:その証拠にやりすぎフェスタのパンフ(推定A4)は見るに耐えない

*2:あの日の田村さんのMCはさらっと無駄にシビアだった…

*3:http://www.youtube.com/watch?v=OfYOLH4tpPg&NR=1

*4:86年生まれ

*5:かわいらしく言えばいいってもんでもない

*6:だからかわいく言えば(ry

*7:シャレにならんからやめれ