独断と偏見に満ちたM-1決勝予想…という名の希望的観測＠準決勝東京前夜
準決勝前にうだうだ。
まず注目のひとびととその理由。
笑い飯
2度あることは3度あるわけで、ましてや7度もあったら当然のように8度目もあるだろうという。もしかしてラストイヤーなのかなあと思ってたら来年なんだそうなので、今年あえて外すという選択肢もないではない…けど、去年までのM-1だけは毎年見てます、みたいなライトな視聴者だったときの自分を思うと、やっぱりいないとM-1感が足らん気がします。*1「今年も笑い飯おもしろかったねー」というある種の確認作業とでも言うべきか。よく考えるとそれって本人たち的にはとってもつらくしんどい作業だよなー…いろいろがんばれ笑い飯。
まあそんな理屈や計算ナシにしても、やっぱすげーおもしろいというのが大きいですかね。M-1にしたって、そらあ笑い飯もういいよ！と思う気持ちだってなくはないけど、だからってそれで笑うのこらえようとしたって無理だもん。残念ながら今年ネタを見させてもらう機会はなかったものの、7年ずっとおもしろくて今年ダメってこともないでしょ、たぶん。…と思ってるんですがどうでしょう。大阪組は本当に見る機会がないのでわからんですのだ＞＜
NON STYLE
これはもうファンだから、というよりは単純に前年度優勝者だから…とはいえ、もちろん多大に願望込みｗ でも私がテレビ制作側だったとしたら、ドキュメンタリー要素込みでこんなに煽りやすく興味をひくツールもないし、よっぽど下手打つことがない限り上げちゃう気が。落としたらやっぱり去年は八百長！とか騒ぐアホがいっぱいいそうってのもあるし、物語要素あってこそのM-1って感じするし。タイトルホルダーだから若干のハンデありってとこか？まあもちろん、予選有利な分決勝に行ったら逆ハンデをつけて見られること必至でしょうが。いずれにせよ、彼らは去年の自分たちの影とも戦わなくちゃいけないんだろうな、と思います。いやー、それはそれでやっぱり厳しいことよなー…ファイトー。
ネタに関しては散々見たけどよくわからん！見てきた中でこれなら絶対行ける！みたいなネタがあったかと言われると疑問。ｗ ただ彼らは元々そういうタイプではないというか、80点くらいのネタをたくさん持ってるイメージなので、何をどう磨いてどこまで持っていけてるのか、というのは準決勝を見てみないことにはさっぱりわかりまへん。技術に関しては文句なしだと思いますけどねえ…どのネタ見てもぐぐっとしり上がりに盛り上がる構成になっていて、だからといってバタバタするでもなくて、そこはもうほんとお手本みたいでした。
非常に個人的な思いとしては、もちろん決勝に行ってほしいとは思ってるし、そこで面白いネタを見せて欲しい…のですが、実は連覇して欲しいとは全然思ってないのですよねー。ノンスタも彼らの漫才ももちろん大好きですけど、彼らのネタはこういうもの、っていう予想がつくからなー…やっぱりM-1は見たこともない、今年はこの一本！みたいな漫才が見たいです。それが一本あれば、結果や他の内容とは無関係におもしろかった！ってなるんだと思うんですよね。結構ライトにお笑い好きっていう友人は多いのですが、その私の周辺だとM-1は06年がすごい面白かった！と人気がありまして。私もそう思ってたんですけど、でも改めてお笑い好きになってからDVD見返してみると全体としては意外と微妙、というｗ それってつまりチュートのネタが突き抜けて面白かったからそういうイメージになったってことなんですよね、きっと。だからそういうキラーネタを期待したいな〜というのがありますわな。チュートの「チリンチリン」とか笑い飯の「奈良歴史民俗博物館」みたいなのを叩きつけて優勝する人を見てみたいのです。
ナイツ or U字工事＆ダイアン
実力者たちによる去年のリベンジ、という構図が欲しいというのが一つで、まあネタも外すことはないだろうという理由でこのあたりが出てくるかなと。
ナイツとU字工事はどっちもでもいいかもしれないけれども、2組上げるとメンツ変わらなさすぎる気がしたのでor、ということで。3回戦の出来やウケだけだとU字工事優勢な印象、でも展開の予想のつかなさみたいな点を考慮するとナイツ優勢で五分五分…かな？テレビ的には今年ブレイクしていっぱい仕事してきた2組だし、興味を引くという意味ではやっぱり2組出てきそうな気もする。私も彼らが今年どういうネタをやってるのか知りえない立場だったとしたら、今年の彼らのネタを見たいと思うだろうし。でも場合によってはもちろん2組ともダメって展開もなくはないかな…安定してて貫禄はあったけれど、3回戦を見た時点でここ行かなければおかしい！というほどではなかった気がしたので。まあ言っちゃえばみんなそうなんだけど、準決勝のネタ次第な部分が大きいんじゃないでしょうかね。
ここの2組に関しては本人たちがどのくらい真剣なのかが焦点かもしれないと思いました。もう売れちゃった分のモチベーションは、執着とか愛情みたいなもので補わないといけないよね、たぶん。
ダイアンに関してはただ単に私が見たい。ｗ
ハマカーン
3回戦が問答無用でめちゃくちゃ面白かったというただそれだけ。でもあの爆発力と化け方はすごい説得力ありましたね。準決勝でも同じことを期待したい意味をこめて。こことタイマあたりは並べてもいいのだけど、決勝経験がない分と、ネタのカラーを考えるとハマカーンの方が若干可能性高いかなと。3回戦を見た限りでは、彼らが私の見てみたいと望むぶっちぎりのキラーネタに一番近いところにいる気がしました。準決勝がんばれ＞＜！
モンスターエンジン
評判も悪くないようだし、それ以上に大阪で有力と思しきコンビがさほど多くないみたいというのが大きいので。他は千鳥…とろサ…んー…ジャルジャル…スマイル…くらい？あれ、思ってたよりは多かったｗ でもなあ、ジャルはどっちかというとKOCリベンジの方を頑張ってほしいし、とろサはすかし漫才の頃の輝きが頭をかすめてしまうし、千鳥はなんというかかなり道が険しい気がするし、スマイルは…何か事故りそうだしｗ というわけでモンエンにしてみました。
ただ、ちょっと東高西低の傾向がすごい…というか、競争率が違いすぎる気がするのでそもそも大阪から3組上がるのかしらというのが気にかかります。二枠しかなかったとしたらダイアンVSモンエンの構図になるのかなあ…笑い飯はちょい別格っぽいしなあ。迷う素材の量を顧みると大阪二枠でもいい気がします。…あ、でも銀シャリとかギャロップあたりもいるのか。うーん、わからん。ていうか大阪にはマジで吉本しか存在しないのかくらいのことになってますね。松竹は死んだのか？
まあ関西組に関してはやっぱり下馬評を小耳にはさんだだけの一般論ですね、はい。
タイムマシーン3号 or POISON GIRL BAND or 南海キャンディーズ or ハリセンボン
虎視眈眈と返り咲きを本気で狙いにきている決勝経験者たち、ということでくくってみました。東ダイはここには入れられなかったなー。
3回戦のウケ方の感触で言うとタイマ＞POISON＞南キャン＝ハリセン？個人的期待度で言うとPOISON＞＞タイマ≧ハリセン＞南キャン。今までの決勝でのPOISONの感じとか、最近のM-1の傾向とか考えると確かに這い上がるのは厳しいと思うんですけど、でも！POISONすげーおもしろかったんだよーーーーおおうおうおう！（叫）行ってほしいなあ…めっちゃ面白い漫才師だよ、あの人たち。まあ現実味つーか、新鮮味みたいな面も考えるとタイマが一歩リードかなあと思いますけども。そのくらい爆発してました、3回戦。南キャンは準決勝で山ちゃんがどのくらいのキラーネタ、もといキラーフレーズを仕込んでいるのか次第かなー。3回戦の感じだと決勝にはまだ多少距離があった気が。芸風としてはほんと大好きなんですけどね〜…どうだろうなあ。
ハリセンボンはまだまだ可能性あると思いました。あの貫禄というかたたずまい…「おもしろいですよー」っていうあのオーラは只者ではなかったｗ ただ「漫才師」という縛りだとこの面々には一歩劣るかもですな。タレントとしてはもう既に一流なんだと思うのだけれど。新しい試みがあればポーンと上がる可能性は一番あるかもしれません。
チーモンチョーチュウ or 囲碁将棋 or オリエンタルラジオ or ジャングルポケット
新風を吹き込む意味を込めて初登場、かつ若めのコンビでフレッシュ感を添えてみました的な面々。このあたりは一長一短というか、どこもいいところと悪いところが混在している気がします。好みと、あとはやっぱり準決勝での勝負ネタ次第かなー。それによっては2組くらい上がることもありえるだろうし、総倒れもあるだろうし。
こういうコンビがいるということを世間に知ってほしいという意味でチーモン、あの決勝の舞台にハマりそうでちょっとわくわくする囲碁将、ドラマ性を見出したくなるオリラジ、入れる気なかったんだけど最近面白すぎてついうっかり候補に入れてしまったのがジャンポケという感じ。最近マジ勢いすごいですよねジャンポケ。ちょっと前はパンサーがすごいなーと思ってたけど、今のジャンポケはちょっと目を見張るものがありますわ。進化がすごい。期待してしまうだけの波みたいなものがあるように感じられたのでついつい末尾に名前を入れてしまいました。絶対ないとは思いつつ。ｗ
どこもかなり見たいしそこそこ思い入れもある感じなんですけど、芸歴やスキルなんかを考慮すると私はチーモン推しかな。彼らはとにかく今決勝の舞台に行くことに意味があると思う。来年に繋げるという意味も込みで。
…とはいえこのあたりの面々は来年でもいいか、っつー気もしないでもないです。なんたってラスト組、ラスト手前組がわんさかいますのでね。
磁石 or 流れ星 or パンクブーブー
安定した実力があって、すごく面白いのだけれどもM-1では苦汁を舐めてる人たち、というくくりで並べてみました。事実3回戦ではどのコンビも大ウケだったし爆笑したんですが、それはそれとして何となくどこかひとつ決勝で爆発してる図が浮かびにくかったので補欠的な位置で。パンブーに関しては上のくくりに入れてもよかったんだけど、フレッシュさはどう頑張ってもないのでこっちｗ 場合によってはここに三拍子を入れても可かなー…って、これもしやまたの名をオンバト常連組？ｗ
これはどこも腕のある人たちですし、良質なネタをたくさん持ってると思うので、みんなめっちゃ見たいですね。流れ星が肘神様のネタをあのステージでやってくれたらばさぞかし左の方に座ってるおっさんたち*2あたりに大ウケだろうと思うともうほんとすげー見たいｗｗ
…と、そんな感じをふまえて私の希望する決勝メンバーはこちら。カッコは敗者復活。
笑い飯、NON STYLE、U字工事、ダイアン、ハマカーン、POISON GIRL BAND、チーモンチョーチュウ、流れ星 （タイムマシーン3号）
もう少し希望を排除した現実的な予想となるとこっちかな。
ちょっとガチすぎて華なさすぎるなこれｗ おっさんばっかりだ。華や引きをプラスという意味ではタレント性の高いハリセン、南キャン、オリラジあたりが入ってくるのも十分にありえますかね。去年まではそれを一手に引き受けてたのがキングコングだったのかなあと思ってるんですが、今年はかなりしんどい戦いだろうので予想からははずしました。ネタ内容はさておいて(ｗ、ドキュメンタリーやドラマとしては私すごく見たいんですけどね、キンコン＠決勝。ラストだしさ。彼らの…というよりは西野さんの？必要以上にさらけ出す感じと、同時に（矛盾するのだけれど）どうしようもないケレン味のようなもの…は得難いと思うのですよねー。賞レースだけど、賞レースである前にテレビだから、そう考えるとやっぱりキングコングもないではない気がするのです。
これはずっと思っていることだけれど、ただ単にひたすら面白くて巧い漫才が見たいだけならM-1じゃなくても別に見られると思うんですよな。全員がマジなんですよ、という前提でのドラマ性も込みだから面白いような気がするのです。だから私はドラマを盛り上げるための演出としての審査も別に全然アリだと思っていて、最終的にM-1決勝が番組として面白かったら「準決であっちの方が絶対ウケてたのに！おもしろいのに！」みたいに審査にケチつける気も必要もまったくないと思っているのです。…っつーことやっぱ後者の予想はないかなｗ バランスとるとこんな感じ？
笑い飯、NON STYLE、ナイツ、ダイアン、ハマカーン、モンスターエンジン、ハリセンボン、囲碁将棋 （タイムマシーン3号）
さてさて、どう出るか？なにはともあれ、みんな明日はがんばれがんばれ〜
